【体験談】初産、無痛分娩で無事出産│出産当日までの流れ

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この記事では、私が無痛分娩にて出産した時のことをまとめています。

無痛分娩に不安があって、経験談を探している方もいらっしゃるかと思いますので、まず初めに出産結果を書いておくと、子供は無事産まれ、母子ともに健康です。

無痛分娩をするかどうか、悩まれている方たちの参考になれば幸いです。

目次

無痛分娩をする日までの流れ

母子手帳入手後から対応可能な病院へ

母子手帳入手前は、過去に婦人科でかかったことのあった近所の産院に通っていました。

元々、出産するなら「痛くないに越したことはないし、無痛がいいな」となんとなーく思っていた私。

しかし、全ての病院で無痛分娩を実施しているわけではない、ということを妊娠して初めて知り、改めて対応している病院を探し出しました。

そして第1回目の妊婦検診からは、無痛分娩対応の病院へ通うことに。

元々通っていたところからは、病院を変えることを伝えても、紹介状などの発行はありませんでした。

臨月までは普通の健診が続く

新しい病院に変わり、1回目の妊婦検診で無痛分娩を希望している事を伝えました。

そこの病院は、原則「計画無痛分娩」のみの対応であることの説明、それに伴う同意書などの書類を渡されて初回の健診は終了。

計画無痛分娩とは

あらかじめ日を決めておき、陣痛促進剤を使って人工的にお産をはじめる分娩方法。

そしてその後、36週の健診まで無痛分娩の話がでることはなく普通の健診が続きました。

37週の健診で『そろそろ決める時期だから、次回38週の健診は無痛分娩を実際に対応する先生の日に健診に来るようにと言われ、いよいよ日程決めをすることに。

※通っていた産院は、無痛対応できる先生が1人しかいませんでした。

38週の検診で、分娩日決定

言われた通り、無痛分娩対応の先生の日に健診へ。

妊娠38週1日月曜日でした。

子宮口が柔らかくなっているかなどの確認し、問題がなかったのでついに日程の話へ。

しかしその病院では無痛分娩の対応ができる先生が1人しかいないことから、「1日1人」しか出来ないからどうしようかなぁ、と言われ。

赤ちゃんもおりてきているし、骨盤のレントゲンも問題ないね。

今の状態なら、週末でもいいくらいなんだけど…ちょうどお産の予定が結構込み合っててるからなぁ。

日曜の午後から入院、月曜日に出産、という風にしようか。

結果、次の日曜日午後入院、処置をしたのち、月曜日には産まれるであろう、というスケジュールで無痛分娩を行うことになりました。

入院前の準備

入院予定は日曜日の15時。

入院バックや書類を持って、お風呂に入って髪の毛を洗ってから来るように言われました。

早ければ、翌日の月曜日の朝には産まれるだろう、と。

先生たちが言うには「進み具合にもよるので、朝とは限りませんが、まぁ月曜日中には。」という感じ。

入院バックは既に用意してあったので、金曜・土曜あたりにベビーベット設置したり部屋を掃除しておこう、なんて呑気に構えていました。

計画日前にまさかの陣痛!!

入院を目前に控えた水曜日の夕方17時。

買い物から帰宅した後、なんだか子宮のあたりがキリキリ痛むように。

生理痛のような、どんよりした感じ。ずっとキリキリ痛むような、そんな感覚。

久しぶりに外出したので、疲れているのかなぁと思っていました。

しかし、これが陣痛の始まりでした

生理痛みたいだし、我慢できない訳でもない。初めての出産で陣痛なのかわからない。

これが前駆陣痛なのかなぁ?まだ早いからね~もう少しだけ待ってよ〜とお腹に話しかけながらご飯食べたりお風呂入ったり。しかし、痛みはおさまらず・・・・。

途中で、一定周期で痛みがきてるような気がして、22時過ぎくらいから陣痛アプリを使って記録開始。

15分以上間隔があくことはないけど、1分とか2分とかで来るときもあるしやっぱり前駆陣痛?とこの時はまだ思っていた。

そして日付が変わり木曜日の夜中3時頃

定期的な痛みは続いていて、収まるどころかどんどん強くなる一方。

いよいよ歯を食いしばるレベルで、その間は体も動かせない。

吐き気もし始めてきたところで、これはまずいぞと思い、と慌てて病院に電話。

そのまま急遽向かう事に。

子宮口既に6〜7センチ!

病院についたら即分娩!

なんと子宮口はすでに6〜7センチになっており「結構我慢してました?」と助産師さん。

無痛分娩は計画しかやっていない病院だったのに、緊急で、しかも夜中に来てしまったから、通常分娩になるのか?!と予想以上の陣痛の痛みにすでに絶望感・・。

無痛分娩する気満々だったので、予定外の陣痛の痛みにのたうち回りました。

緊急だけど、無痛対応してくれる事に!

ものすごくラッキーな事に「予定の無痛出産の人が出産を終え部屋が空いたばかり」「(1人しかいない)担当の先生も今いらっしゃる」とのことで急遽無痛分娩を対応してもらえることに!!

ただ、突然だったので準備が必要と言われ、1時間くらいは診察台で悶え苦しみました

準備が出来ていないので、病院まで連れてきてくれた旦那も中に入ることができず、誰もいない部屋で、先生が来るまで陣痛に耐えるのはとても長い時間に感じました。

それでも、もうやってもらえないかもしれなかった無痛分娩を対応してもらえることになったので、それを希望になんとか乗り切りました。

1時間程度の効果の麻酔を打ち人工破膜

朝5時頃

陣痛は1〜3分間隔くらい、赤ちゃんの頭も降りてきている。子宮口は9センチほど。

既にかなりお産も進んでいたことから、本来計画無痛分娩用に使う予定のとは別タイプの麻酔を使用する、と先生。

かなり陣痛が痛かったので、麻酔を打つための体勢をキープするのもやっとの状態。陣痛間隔も短くなっていたので、麻酔が終わるまでに数回波が来てしまう。

なんとか耐えて麻酔を打ってもらうと、とりあえずは精神的に一安心。

麻酔の効果は1時間から1時間半くらい。

麻酔が切れるまでに、産んじゃおう。

破水していなかったことから、ここで人工破膜の処置が入りました。

その瞬間、ぬるっと温かい感覚が股の辺りに。お風呂みたいな感じ。

あぁこれが破水か・・と思いながら、いよいよ分娩開始。

想像以上の楽さ

なんだかんだとやっている間に麻酔が効いてきて、痛みがウソのように消え。

めっっっっちゃ楽!!!!

こんなに違うの?!と内心驚愕。

麻酔は、普段の感覚とは少し違うけど、足とかも動かせるし、力めるし、痛みがなくなってものすごい解放感

徹夜だったのと、痛みから解放されたことで体が楽になったことで、少しでも目を閉じてしまうと、分娩中にも関わらず寝てしまいそうでした本当に、無痛はそれくらい楽でした

力むタイミングを見失う

効き方の問題か、子宮の収縮感(陣痛)が感じなくなり、力むタイミングが掴めなくなってしまった。

これは、無痛のデメリットとしてもあげられている項目でもあります。

陣痛を感じ方が弱すぎる場合、お産が長引く場合があるのです。

そして、副作用で上半身と顔がめちくちゃ痒い

そんなこんなしているうちに、1時間なんてあっという間に過ぎてしまいました。だんだんと陣痛の痛みも戻ってきて、焦る私。そこに、担当の先生が様子を見に来た。

もうすぐ麻酔切れちゃうね・・。

頭も見えているし、このまま産もう。

最後は力技

先生は何やらいろいろ助産師さんに指示を出し、なんとか麻酔が切れる前に出産できるよう準備する為、分娩室内がバタバタしだす。

そして、この時会陰切開の処置があったようなのですが、全く気付かなかった。

助産師さんの合図も少し変わって、私もそれに合わせ必死に力む。

それだけでも血管ブチ切れそうだったけど、先生が力むのに合わせて私のお腹をめっちゃ押す!!!息がうまくできないくらいの勢いだったので、これがまた超苦しい。

それでも、鼻からスイカなんて言うくらいの痛みに襲われるくらいなら!と思い、必死に耐える。

3回くらいそれを繰り返したくらいだったか。

朝6時、ぬるっ!と大きいものがでた感覚があって、赤ちゃんの産声が。

う、産まれたー!!!

その後は、通常の出産と同じく事後処置をされ、分娩台で2時間安静。

その後、問題がなかったので部屋に移動。

無痛分娩でダメージも少なかったせいか、その日の昼過ぎには母子同室でした。

無痛分娩、お値段は?

これは、病院によって設定金額が違いますが、私の場合「+8万円」でした。※通常の出産費用は別。

無痛分娩に対する周囲の反応

旦那
旦那

もし、医療事故が起きたら、と思うと心配で・・・・

しなくていいなら、しないでほしいかも。

自然に痛い方が可愛くみえるんじゃない!?

旦那・父
旦那・父

自分は昔の人間だし、自然に産むのがいいかなぁと思っちゃうけど・・。

(無痛分娩の死亡事故ニュースを見て)こういうこともあるので、心配。

親戚A
親戚A

無痛??今は色んな方法があるんだね~

友人A
友人A

私も出産の時は無痛が良いと思ってるんだ!

身近に先輩ができる!(笑)

事故事例もあるだけに、身近な人たちは「何かあったら」「医療事故が起きてしまったら」ということが心配で、無痛分娩をすることに、前向きは反応ではありませんでした

私自身は『出産する』という行為自体がそもそも命がけで、普通にしていたって死ぬ可能性はある。痛みを軽減できる方法があるのだから、積極的に利用したい。という考えでした。

強く反対をされることもなく、最終的に私の気持ちを尊重してくれて、希望通り無痛分娩での出産となりました。

副作用などはあったのか

先ほど書いたように、麻酔後は体が物凄くかゆかったのと、痛みが引きすぎて力むタイミングがつかめなくなってしまった、というくらいでした。

麻酔が切れた後も、吐き気や頭痛などはありませんでした。

まとめ

通常の分娩よりもお金はかかってしまうのですが、精神的にも肉体的にもかなり楽で、産まれたばかりの我が子も余裕を持った心で抱くことができ、やって良かったです。

出産って、産んだ後も体への負担や痛みがすごいですからね。

そんな中で、少しでも負担や痛みが軽減できるっていうのは、かなり有難い

とはいえ、絶対に無痛がいい!という訳じゃなくて、自然分娩でもなんでも、その人それぞれの事情や考え方によるベストな方法で、とにかく母子ともに無事に産まれてくれたら、それでいいじゃないかと思う

色々書いてみたものの、無痛分娩は、取り扱っている病院も限られており対応方法も様々

私は運よく、予定外であったにも関わらずやって頂けたのですが。そうはならない場合もあります。

子宮口の開き具合や先生・病院とのスケジュールの問題で、そもそも予定すら立てれなかったり、私のように計画日前に自然陣痛が来てしまって普通分娩になってしまったり。

自分の通う産院はどのように対応しているのかよく確認して「場合によっては自然分娩になってしまう可能性もある」という事を念頭に置いておく必要があるのかなと思います。

この記事がこれから無痛分娩を予定している人、考えている人の参考になりますように。

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